セルフネイルの基礎知識!下準備が必要な理由とリスクについて
「ネイルしたいけど、毎月サロンに通うほど時間もお金もない…」
そんな悩める方の強い味方なのが”セルフネイル”です。
近年では100円ショップでも気軽にネイルを楽しめるアイテムが充実しています。
しかし、セルフネイルは「上手くできない」「長持ちしない」などと感じる方は多いはず。
また、ネイルは正しい知識を持っていなければ、爪の状態が悪くなったり、最悪の場合はアレルギーを引き起こしたりする可能性もあります。
そこで今回は、セルフネイルの基礎知識をはじめ、セルフでもきれいに長持ちさせるコツについて紹介します。
セルフでできるネイルの種類
セルフでできるネイルは、主に以下の3つが挙げられます。
- ネイルポリッシュ
- ジェルネイル
- ネイルシール
まず、上記3種類のネイルがどんなものなのか、どんな方に向いているのか、それぞれの特徴を紹介します。
初心者におすすめ!ネイルポリッシュ
ネイルポリッシュは、初心者にも最適なネイルアイテムです。塗って乾かすだけといったシンプルな工程で、誰でも簡単に塗布できます。そのため、ネイルポリッシュはセルフネイルの第一歩にぴったりの選択肢といえます。
また、ネイルポリッシュは豊富なカラーバリエーションも魅力。除光液で簡単にオフできるのも嬉しいポイントです。友人とのお出かけや好きな人とのデート、ちょっとした気分転換など、気軽にオシャレを楽しめるでしょう。
ただ、乾くまで時間がかかってしまうといったデメリットがあります。それだけでなく、ネイルポリッシュは3日もすると剥がれてきやすくなるといった点もあるため、週末1日~2日程度でいいから楽しみたい!という人や、マメにネイルの手入れができる人にはおすすめです。
本格的に楽しむならジェルネイル
本格的なネイルを楽しみたい方は、ジェルネイルがおすすめです。ジェルネイルは専用のライトで硬化させるため、ネイルポリッシュのように乾くのに時間がかかる!ということはありません。硬化させるため、自爪を強化できるといったメリットもあります。
発色が良く、持続性も優れているため、2〜4週間は美しい仕上がりを楽しめます。さらに、アートやストーンなどが施しやすいのもジェルネイルの特徴。自分だけのスタイルを表現したい人にもおすすめです。
ただし、硬化させるライトが必要であったり、オフの際は自爪を傷めないように専用の器具が必要な場合もあったりする点がデメリットといえます。ネイルポリッシュのように、除光液で落とすことはできないので、特に長く同じデザインを楽しみたい人におすすめです。
気軽に楽しむならネイルシール
セルフネイルを気軽に楽しむなら、ネイルシールという選択肢もあります。ネイルシールはさまざまなデザインやカラーが豊富に揃っており、爪に貼るだけで簡単にネイルを楽しめます。
また、ネイルシールは簡単に剥がせるため、「短時間だけネイルを楽しみたい」という時にも便利です。ただしその反面、長持ちさせたいという人には不向きかもしれません。
セルフネイルの基本!下準備とその重要性
セルフネイルのクオリティを高めるためには、塗布前の下準備が不可欠です。
適切な準備を行うことで、ネイルが持続し、仕上がりも美しくなります。
ここでは、セルフネイル前に行うべき下準備と、その重要性について解説します。
1.手指の消毒をする
ネイルを塗る前に手指の消毒を行いましょう。爪の余分な油分や水分が残っていると、ネイルが密着しにくくなるため、仕上がりが悪くなります。
まずはハンドソープで手を洗い、その後エタノールを含むコットンで手の甲や指先、爪を消毒します。特に、油分を取り除くために、ハンドクリームやキューティクルオイルはしっかり落としておくことが大切です。消毒を徹底することで、ネイルの密着力が向上し、持ちが良くなります。
2.爪の形を整える
爪の形を整えることは、ネイルの密着を高めるために必要です。爪やすりを使って、爪の表面を削り、形を整えることで、凹凸がなくなります。
「エメリーボード」といった爪やすりを使う際は、一定方向に動かして削ることが重要です。往復して削ると爪に負担がかかり、割れやすくなるため注意しましょう。また、爪の形を整えることで、ネイルが均一に塗布され、仕上がりが美しくなります。
3.甘皮とルーススキンを処理する
甘皮やルーススキンの処理は、ネイルの仕上がりに大きな影響を与えます。甘皮が残っていると、ラインがガタガタになりやすく、塗布したカラーが均一になりにくくなります。
キューティクルリムーバーを使って甘皮を柔らかくし、ウッドスティックやキューティクルプッシャーで押し上げて除去していきます。
この工程を丁寧に行うことで、爪の表面が整い、ネイルの持ちも良くなります。
4.爪の表面を整える(サンディング)
この工程は、ジェルネイルの場合に必要です。爪の表面を整えるサンディングは、ジェルネイルの定着を良くします。
ツルツルした面ではジェルが密着しないため、爪の表面を整える爪やすり「バッファー」を使って爪の表面を整えます。この工程によって、ルーススキンや油分が取り除かれ、ジェルの持ちが良くなります。
5.プライマーを塗る
この工程も、ジェルネイルの場合に必要です。
ジェルネイルを塗る前には、プライマーを塗布してジェルとの密着を良くします。プライマーは、特に根元部分にのみ塗ることが推奨されており、全体に塗る必要はありません。
これにより、爪へのダメージを軽減しつつ、根元からの浮きを防ぐ効果があります。持ちが良くなり、仕上がりも美しくなるため、できるだけこのステップは怠らないようにしましょう。
セルフネイルを安全に楽しむにはアレルギー対策が必要
セルフネイルは、サロンに行かなくても手軽にプロ級の仕上がりを楽しめる魅力的な選択肢。しかし、ジェルネイルについては少し注意が必要です。
ジェルネイルの主成分であるアクリレートが皮膚に付くと、かゆみや赤み、腫れといったトラブルを引き起こすことがあります。なるべく皮膚につかないように塗布しましょう。一度アレルギーになると治りにくいので、注意してください。さらに、ジェルを硬化させるライトにも要注意。適切な使い方をしないと、火傷や目への影響も及ぼしかねません。
セルフでジェルネイルを安全に楽しむためには、アレルギー対策として皮膚の保護シールを貼ったり、適切なライトの使用時間を守ったりすることがポイントです。美しい指先をキープするために、丁寧なケアを心がけましょう。
セルフネイルは丁寧な下処理が最重要項目!
きれいなセルフネイルを楽しむためには、実は「下処理」が仕上がりの美しさを大きく左右します。丁寧に甘皮を処理し、爪表面の油分や汚れをしっかり除去することで、ジェルの密着力が高まり、長持ちさせることができます。さらに、爪の形を整えることも大切なステップです。下処理は時間がかかる部分ですが、怠ると剥がれやすくなったり、二枚爪の原因にもなってしまうことも。セルフネイルだからこそ、プロのような仕上がりを目指して、下準備はしっかりと行いましょう。