マグネシウムが多い食品とは?美容や健康への効果もご紹介

マグネシウムはカルシウムや亜鉛と並ぶ、人体に欠かせないミネラルの一種です。

健康に過ごすために日々補う必要のあるマグネシウムですが、実は美容の面でも活躍してくれるミネラルなのです。

今回はマグネシウムの美容面、健康面のメリットに加えてマグネシウムを多く含む食品もご紹介します。

日本人はマグネシウム不足?

マグネシウムは健康に過ごすために欠かせない栄養素ですが、体内でマグネシウムを合成することはできないので食事から摂取する必要があります。

しかし食事内容の欧米化にともなって雑穀などの全粒穀物の摂取が減った影響で、日本人はマグネシウム不足の傾向にあるのです。

マグネシウムが不足すると高血圧や糖尿病になりやすくなるほか、肌や髪のツヤもダウンしてしまいます。

健康維持のためにも美容のためにもマグネシウム不足に陥らない生活を送ることが推奨できます。

多くの食品に含まれるマグネシウム 美容や健康への効果とは?

日々健やかに過ごすためには食品やサプリメントでマグネシウムを摂取する必要があります。

マグネシウムの健康面、美容面の働きについてはこのような機能が挙げられます。

・肌のバリア機能の向上

・乾燥肌の改善

・白髪を生えにくくする

・便秘解消

・骨や歯を丈夫にする

・血液をサラサラにする

・体温や血圧を正常に保つ

マグネシウムはこれだけの役割を果たす大切なミネラルですから、摂取不足は避けたいところです。

美容のためにビタミンや食物繊維を頑張って補給する人はいますが、マグネシウムも肌や髪のコンディションを保つためには欠かせません。

マグネシウムを多く含む食品

成人の場合、マグネシウムは男性で400~420mg、女性で310~320mg(妊娠中の方は350~360mg)摂ることが厚生労働省で推奨されています。

そこで、身近な食品の中でマグネシウムを多く含む食品をピックアップしてみましょう。

それぞれの食品に含まれるマグネシウムの量も併せてお伝えします。

・カシューナッツ(フライ):240mg

・全粒粉:140mg

・グリンピース:110mg

・ほうれん草(ゆで):40mg

・紅鮭(焼き):39mg

・カットわかめ:37mg

・ひじき(ゆで):37mg

※各食品100gあたりのマグネシウム含有量を記載しています

マグネシウムは上記の食品のような葉物野菜、ナッツ類、全粒粉などに豊富に含まれる傾向にあります。

ちなみにコンビニやスーパーで手軽に購入できるミネラルウォーターからもマグネシウムは摂れます。

しかしどのぐらい摂取できるかは商品によって大きく異なり、市販のミネラルウォーターにマグネシウムが含まれる量は1リットルあたり1~120mgと幅があります。

マグネシウムの摂り過ぎはNG?摂取時の注意点

マグネシウムは食事のほか市販のサプリメントでも手軽に摂取できます。

そんな中、サプリメントを多く服用しマグネシウムを過剰摂取する人もいるのです。

健康な人であれば余分なマグネシウムを尿として排出できるのですが人によっては下痢を引き起こすこともあります。

また血圧や筋力の低下を引き起こすマグネシウム中毒に陥る恐れもあるのです。

そのためマグネシウムを意識して摂っている間に少しでも「いつもと違うな」と感じたら、迷わず医療機関で診察を受けてください。

まとめ

マグネシウムは美容や健康に欠かせない栄養素ですが、日本人はマグネシウムが十分に摂取できていない傾向にあります。

肌や髪を美しい状態にキープするために必要なミネラルですから、マグネシウムを多く含む野菜やナッツ類、海藻を日々の食事に取り入れてみましょう。

一方でマグネシウムが必要以上に体の中に入ると健康に悪影響をおよぼす恐れがあります。

特にサプリメントを利用する場合は食事よりも手軽にマグネシウムを補給できるため、過剰なマグネシウムを取り入れてしまうアクシデントも起こりやすいです。

サプリメントを飲むこと自体は悪いことではありませんが、あくまで補助的なものと考え、食事からのマグネシウムの摂取をメインにすれば過剰摂取はある程度防げます。