アラフォー女性必見!シワ・たるみを防ぐための3つの対策

若いうちは気にならなくても、年齢とともに確実に目立つようになってくるシワ。アラフォー世代の肌は20代の頃とは大きく変わっており、従来のスキンケア法では十分に対処できないことが多いです。

そこで今回は、シワやたるみを防ぐために必要な3つの対策についてご紹介します。

20代の頃に出てくるシワは、おもに乾燥によって引き起こされます。この時期のシワはダメージが浅いため、保湿で抑えることが可能です。ただ、紫外線を浴びることで改善しなくなることがあります。

30代を過ぎると、乾燥だけでなく、紫外線や加齢による真皮のコラーゲンの減少が悪化し、保湿だけでは対処が難しいシワに変わります。また、30代後半からはほうれい線などのたるみによるシワも目立ち始めます。これは、肌のハリや弾力の低下に加えて筋肉の衰えが原因です。

ちなみに、シワやたるみなど肌老化の80%は紫外線による光老化が原因とされています。

皮膚の弾力やハリは、真皮に存在するコラーゲン線維、エラスチン線維、ヒアルロン酸といった細胞間質や保湿成分によって保たれています。しかし、紫外線(UV-A)が真皮に届くと、コラーゲン線維を切断し、エラスチン線維を変形させます。

若い頃は新しい線維にすぐ置き換わりますが、年齢とともにダメージを修復する能力が衰え、シワやたるみができやすくなります。そのため、紫外線対策は必須です。

シワやたるみを防ぐために必要な3つの対策についてご紹介します。

紫外線対策の基本は、日焼け止めクリームをしっかり塗ることです。選ぶ際には使用シーンや配合成分に着目しましょう。

アウトドアではSPF値やPA値の高いものをおすすめしますが、日常使いならそれほど高くなくても大丈夫です。毎日使う場合、紫外線吸収剤フリー(ノンケミカル)タイプが肌に優しいです。

紫外線量は日照時間や太陽の高さによって異なりますが、曇りの日でも快晴時の5060%、雨の日でも30%の紫外線が降り注ぎますので、外出時には、サングラスや帽子、UVカット素材の衣服を着用するなど工夫が必要です。

若い頃と同じスキンケアでは肌老化が進む一方です。年齢に応じた適切なスキンケアが必要です。肌の代謝を高めたり、足りない有効成分を補ったりするケアを心がけましょう。

例えば、レチノール配合の美容液はシワ対策に有効です。レチノールは、ビタミンAの一種でコラーゲンを増やす作用があります。やや刺激の強い成分であるため、使用方法や注意事項を守りながら使用しましょう。

水溶性のビタミンの一種であるナイアシンアミドという成分もコラーゲンの生成を促進する働きを持つため、シワの改善に効果的です。

抗酸化成分が含まれているスキンケア化粧品もおすすめ。抗酸化作用を持つ代表的な化粧品成分としては、ビタミンC誘導体、ポリフェノール、ビタミンE,フラーレン、コエンザイムQ10などがあります。

シワ改善の有効成分が配合された化粧品は各化粧品メーカーによってさまざま販売されています。まずは、自分の肌に合うか、試してみることが大切です。効果があると感じたものは3か月間くらい使い続けてみることをおすすめします。

肌や筋肉の材料となる栄養素が足りないと、肌の筋肉は痩せていき、シワやたるみに繋がります。私たちの肌細胞は、毎日食べているものが原料になっているわけですので、身体の内側からのアプローチも必要です。

まず、抗酸化力のある食材を食べることが大切です。抗酸化力の高い栄養素には、ビタミンA、C、Eやポリフェノールがあります。ビタミンA(小松菜やブロッコリーなど)、ビタミンC(キャベツやカリフラワーなど)、ビタミンE(玄米や大豆など)、ポリフェノール(ブルーベリーや緑茶)を意識的に摂るようにしましょう。

また、肌や筋肉の材料となるたんぱく質も忘れずに。鶏のささ身や白身や赤身魚など、脂身の少ない良質なタンパク質をしっかり補って真皮のコラーゲンづくりに役立てましょう。

逆に控えたいのが、炭水化物メインの食事です。白米や食パンなどの精製された穀物、とくに丼ものなど、炭水化物メインの料理ばかり食べ過ぎている方は糖化によるコラーゲンの変形でたるみ肌になりやすいので気をつけてください。

<+αの対策>美容医療やドクターズコスメを利用してみる

ワやたるみが気になり、積極的に何とかしたいのであれば、美容医療やドクターズコスメの活用も検討してみてはいかがでしょうか。

シワ取りには、ヒアルロン酸注入やボトックス注射、熱によってコラーゲン生成を促す光治療(IPL)や高周波(RF)など様々な施術法があります。美容医療に挑戦する際は、自分の肌に合った治療法のメリットとリスクを事前に調べておくことが大切です。

ドクターズコスメとは、市販のものでは実現できない高濃度の美容成分を配合したスキンケア化粧品のことです。医師や専門家によって開発・監修されています。一般的にはクリニックに受診して処方してもらうケースが大半ですが、通販サイトで購入するなら、自分の肌に合うかどうかを相談した方がより安心です。

シワ予防対策は以上です。これらの対策を実践することで、シワやたるみの予防や改善が期待できます。肌の変化に気付きやすいアラフォー世代は、エイジングケアを本格的に始める絶好のタイミングです。

今から始めれば、同世代の女性よりもはるかに若々しい肌をキープできるはず。毎日のケアを怠らず、肌のハリと弾力を維持していきましょう。